心穏やかな日々を求めて!

シニアのつぶやき、独り言

心がほわっとした 言葉。

ここ何日か 寝込んで うつらうつら昔の事をいろいろ思い出した。


誰だって長く生きていれば 良いことも 悪いことも 多々あるでしょう。


私にも たくさんありますが、ふと 出会った人達の忘れられない言葉があります。


6,7歳の頃 祖父に連れられお寺の住職さんの家に行ったことがあります。
住職さんは 年配の尼さんで 祖父と奥の部屋で話し込んでいて 暇な私は広い廊下をうろうろして遊んでいました。
確か縁側沿いの部屋に 観音様が祭られてあり 私は何気に手を合わせて座っていました。
そこに 尼さんが現れて 私の頭をそっと撫でて 
偉いねー。 あなたは きっと幸せになれるわねー。
その時はよく意味が分からなかったが、頭をなでられた感覚を今でもはっきりと思い出す。
そして あなたと 呼ばれたことも。


50代の頃のこと。
私は仕事で ある外国人の指導の担当になったときです。
彼女は タイ人で日本人のご主人を亡くされ 母国に帰らず日本で生涯暮らしたいという。
専門職に就くための学校には 受験資格に日本語能力試験1級を取らなければいけない。
しかし 彼女は日常には困らないが、およそ受験レベルに達するには かなりの時間
が必要と思われる。
私は タイ語はわからないし、授業時間には限りはあるしで 正直大変だった。
3度目のチャレンジで どうにか合格して、終了日に彼女と食事をした時のことです。
彼女と彼女のお義姉さん(ご主人の姉)からの 手紙を受け取った。


そこには、彼女のどうしても日本で暮らしたい思いと、勉強の辛さと その姿を見ていた義姉さんの辛さが 書かれていた。
そして 最後の1行に 


あなたと出会えて良かった。と


先生でなく あなたと あった。


うれしかったです。


ただ 仕事をこなしただけなのですが、こんな風に思ってもらっていたのか。


伏せっているとき、今までは嫌な事を思い出して、涙がでたり こう言えば良かった、すれば良かったとか いろいろなのだが。


最近は、むしろ心がほわっとすることを思い出すことが多くなった。

お迎えが近いのか?(ギョッ)


くわばら、くわばら❗