心穏やかな日々を求めて!

シニアのつぶやき、独り言

日本人にとっての 信仰ってなに?

私のコロンビア人の 知人での話です。


彼女は20年以上も前に 日本人の男性と結婚し、2人娘と日本に住んでいます。
子供ころからクリスチャンで、ご主人も納得で日本での教会通いも 初めのころは
一緒にミサにも行っていたそうです。
しかし 毎日曜日の朝からの外出が不満だったのか、次第にご主人が教会に行く事に
不機嫌になり、母国語で思い切り過ごせる唯一時間さえもままならない生活だったようです。


それでも 彼女は一生懸命 稼業も手伝い、日本語もうまくなり 娘たちも素直に育って
外見からは順調な生活に見えていました。


3年前にアメリカの大学で学んでいた長女が 交通事故で亡くなったこともあって ますます教会で過ごす時間が長くなり そんな中 あろうことか ご主人が教会行きを止めるか 離婚するかを言い出したそうです。
彼女は悩み、次女の勧めもあって別居に踏み切ったとのこと。


確かに彼女たちの信仰への 取り組み方は日本人のそれとは 違うと私も感じます。
日本人の多くは、法事にが寺院に行きお経を唱え、お正月には神社へお参りしてお守りやら おみくじなど買い 結婚式は教会で愛を誓う。


私も外国人の友人からよく聞かれる内容だ。


日本人は、決して無神論者ではない!
私は、我々は静かに祈ることを 好むのだと 応える。
神は違っても 敬う気持ちはあり、強い信仰を持っている人も 「私は○○教の信者です!」なんて言わないのです。
一部の新興宗教などは あるのでしょうが、寄付を募ったり 勧誘したりする宗教も実際に多いです。
信仰はプライベートなことだと 思うのですが。


宗教などで迫害され 日本に来た外国人は 一同に日本は素晴らしい、住みやすいと言っていたのを思い出しました。


退職後に訪ねてくれた 生徒の話で考え込んでしまった1日でした。