心穏やかな日々を求めて!

シニアのつぶやき、独り言

半世紀前の私と 今の私。

世は、平らかでない!
時代劇ドラマでの セリフです。


現代は見かけは 静かに見えても経済、テロ、今回のウイルスに始まり 決して平らかでない。


学生の頃はよく議論をし、思想的に左だ!右だ!と言い合った。そんな時代だった。
世界の情報は パソコンなどが手軽に身近にあった時代ではなかったので、知識も経験もない頭でっかちの若者だった。
でも 世界を日本をうるう気持ちで 正義感あふれたあの頃は 遠い遠い昔だ。


私は女子大だったので 激しい議論になることもなかったし、学生運動に参加することもなかったが この世の中は なんか変だ! なんかおかしい!そんな思いはすごく強かったのは よく覚えている。


パンタロンを履き パーマ気のない髪をセンターから分け 着る服はほとんどが黒色。
薄暗い喫茶店の隅で 文庫本を読む。
休みの日は フォークギターを弾き 詩を書いていた日々。
まあ 可愛くない学生でした。


あれから半世紀近く過ぎた今 ごく普通のおばさんになった!
それはすごく 幸せな事なのだと思う。
大きな事件や事故にも合わず、多少問題はあるが健康にも 多少悩みはあるが家族にも
恵まれた。


スーパーに行けば、トイレットペーパーだ マスクだと人だかりを 横目で見ながらも
ちょっと売り場を見てみる ごく普通の主婦。
気が付けば 身近な事ばかり考えて生きている。
天気が良ければ シーツを洗おう。魚が安ければ夕飯は焼こうか、煮ようかと考える。
仕事の資料を整理しなくちゃ! スマホの写真を整理しなくちゃ! とか。


昔 ベトナム人の高校生が話してくれた、ベトナム戦争で目の前で両親と妹を亡くしたこと、平和な街の変わりよう、まるで映画のワンシーンのよう。
平和ボケした私は 返す言葉も適切でなかったような。


毎日 考える時間が多いと昔の事をつい思い出してしまう。
年を重ねたということなのでしょう。


明日は 楽しいDVDを探しましょう。