心穏やかな日々を求めて!

シニアのつぶやき、独り言

初めて見た、鳴門渦巻!

テレビで あるタレントが鳴門の渦巻きを見に行ったけれど 遠くてよく見えなかったと
 いう話をしていた。


私は 巻き込まれんばかりの近くで鳴門渦を 見たことがある。


若かったずっと昔の話です。


私は 某大学の研究室に結婚するまで いました。


自宅と研究室を往復するだけの 地味な独身時代を過ごしましたが、決して暗い生活ではありませんでした。
殆ど白衣で過ごし あまり遊びにも買い物にも興味がなく でも それなりに充実した日々でした。
男性の多い場所だったので まあ モテ気ではありましたけど(笑)


一番の楽しみは 年3回の学会があり、国内各地(海外はダメだった)に行かれることです。
学会が済めば、長い休みをもらい、近くを一人旅ができる(^^♪
学生気分満載で ユースホステルなど使い、一人旅も怖くはなかった。


ある年 広島での学会後 四国の丸亀に住む学生時代の友人が帰省後 就職していたので 逢いに行きました。
私は 鳴門渦をどうしても見たかったので、仕事がある彼女を置いて一人頑張って近くまで行ったのですが、今のように観光向けの船などがあまりありませんでした。
近くのユースホテルに泊まり、情報を得ることに。


その頃は スマホもなく情報は 役所か駅とかで得るしかないのだが、ユースホステルは いろいろ情報交換ができる少ない場所でした。


そこで得た情報は ○○島に行く定期船が一番渦の近くを通り 良く見えるという。
翌日 早朝 港に行き乗りましたが、乗客は私だけ!


嬢ちゃん どっから来たの?
○○島に 何しに行くの?


船頭さんが聞いてくるので、鳴門渦が見たくて来たと 応えると
よっしゃー と言って 船を渦の周りを何周も 回ってくれた。
小さい船なので 手を伸ばせば海に届きそうなのですが 怖くてできませんでした。


○○島に着くと 船頭さんが4時の船が最後だから 遅れるなと言って出て行った。


○○島は 店もなく 人もいなく もちろん自動販売機もない。
どこを歩いても すぐに海に出る。
仕方がないので 港のベンチ? に4時まで座って船を待っていた。


たったそれだけのことなのですが 鳴門渦の話が耳に入ると すぐに思い出す。


その後 何回か鳴門海峡に旅行で行ったりもしたのですが、あんなに近くで見ることは
ありませんでした。


○○島の名前が どうしても思い出せない。
一体なんて言う島だったのだろう?